浄化槽

山梨日化サービスでは山梨県内10,000件以上※の契約実績から適切で安心な浄化槽管理を行っています。

※2020年度実績

川や湖を汚している主な原因は生活排水です。河川や湖などの水質を保全するために、下水道の通っていない地域では、生活排水を浄化槽で一度処理してから川や湖に流すことが「浄化槽法」で義務付けられています。

法定検査について

点検・メンテナンス

浄化槽の有効性を保つためには定期的な点検・メンテナンスが必須で、年3〜4回程度の保守点検も「浄化槽法」で定められています。山梨日化サービスでは、国家資格を持った作業員がお伺いし、以下の工程で浄化槽の点検を行っています。

一般点検

1 悪臭

浄化槽周辺の悪臭の有無や臭いの強さを確認します。
2 騒音・振動

ブロワや浄化槽から異常音や振動が発生していないかをチェックします。
3 配管系統

配管中、汚水マスに異物・汚物が堆積していないか、勾配がとれているかをチェックします。
4 衛生害虫

槽内に発生するハエ・蚊などの害虫の発生の有無を確認します。

水質測定

5 残留塩素

消毒効果を確認する検査で、検出されれば正常です。
6 透視度

処理水の透視度を調べます。
7 色相

処理水が濁っていないかを確認します。
8 臭気

処理水はほとんど無臭です。臭う場合はばっ気停止などの運転条件や使用上の問題が考えられます。
9 DO

汚泥貯留部・好気ろ床槽に十分に空気が送られているかを調べます。
10 水温

槽内の水温が適温かどうかを測ります。
11 pH

処理水のpHは5.8〜8.6が基準です。中性は7です。
12 亜硝酸性窒素

処理水が水質検査でピンク色になればばっ気された証拠で、正常です。
13 沈殿分離槽

底部の汚泥溜りやスカムの溜りなどを測定し、清掃の目安にします。
14 嫌気ろ床槽

ろ床への汚泥の付着、閉塞の確認を行います。
15 好気ろ床槽

接触剤や担体押え板上の汚泥発生を確認し目詰まりを除去します。
16 処理水槽・消毒槽

底部の汚泥溜りを確認します。

装置点検

17 タイマー

ブロワに付属しているタイマーの現在時刻・回数、逆洗開始時刻と逆洗時間のチェックをします。
18 ブロワ

エアフィルタの掃除、ダイヤフラムなどの消耗部品を点検します。
19 エア配管

エア漏れ、オリフィスへの異物の詰まりなどをチェックします。
20 消毒槽

薬剤筒の消毒剤が溶けて処理水を消毒しているかを確認します。
21 消毒剤の投入

浄化槽の処理水を消毒するために定期的に薬剤筒に補充します。
22 好気ろ床槽

ばっ気に偏りがないか、水位の異常上昇がないかなどのチェックと接触材や担体のチェックをします。
23 循環装置

循環用バルブの設定を確認し、移送量の測定を行います。
24 循環水・逆洗水移送管

移送管内の汚泥の付着を確認し、管内の掃除を行います。
25 逆洗装置

タイマーの手動逆洗スイッチを操作して空気正常状態をチェックし、さらに逆洗排水量を確認します。
26 沈殿分離槽・嫌気ろ床槽

異常な水位上昇がないことを確認します。また、ピークカット機能が正常に働いているか確認します。
作業完了・点検報告

点検後、浄化槽の機能状況を報告します。また、清掃時期などを判断し、報告します。修理・部品交換などの必要があれば、詳しく説明し対処させていただきます。